眼鏡堂書店

山形県東根市を中心に、一冊の本をみんなで読む課題図書形式の読書会を開催しています。 また、眼鏡堂店主による”もっと読まれてもよい本”をブログにて紹介しています。

【参加しました】第91回山形読書会・ランチ会・ゲストトーク@Playground cafe BOX

本日、日頃よりお世話になっている山形読書会さんの読書会に参加してきました。

なんと今月で開催10周年ということで、やはり大御所は違いますなあ(小並感)

第91回山形読書会・ランチ会・ゲストトーク@Playground cafe BOX

そのようなわけで、テーブルマスター(※それぞれのテーブルグループでの進行役)などを仰せつかり、参加してまいりました。

なお、私事ながら6月は色々な意味で立て込んでおり、普段なら直近で読んだ本とともに参加するのですが、それが厳しい状況。というわけで、なるべく最近に読んだ本などを持参したところでした。

 

ちなみに、眼鏡堂店主が紹介したのは次の二冊。

『シブヤで目覚めて』アンナ・ツィマ

Ingressを一生楽しむ!』

 

毎度思うのが、皆さん非常にバラエティに富んだ本を持ってこられるということ。併せて、それぞれの選書にそれぞれの人柄が表れているのも、月並みながら感心するところです。

紹介された本の数々

冒頭でも書いたのですが、今月で山形読書会は開催10周年。

というわけで、会の成り立ちから現在に至るまでの紹介などありました。

 

で。

 

何と今回、福島のはなまる読書会の主催者である大原くんと眼鏡堂店主がゲストとして呼ばれ、ゲストトークなどすることになった次第。

左)はなまる読書会:大原克彰くん 右)眼鏡堂書店

 

それぞれの読書会の概要、立ち上げの経緯、これまでの大変だったことなどをしゃべらせていただきました。このような機会をいただき、山形読書会の主催である細谷さん、司会の山本さん、大変ありがとうございました。

拙い内容ではありましたが、お聞きいただいた皆様にとって何らかの参考になれば幸いです。

眼鏡堂書店はこのあたりでは少々珍しい『課題図書型』の読書会なので、課題図書の選定に苦慮するというところが大きな課題です。イチ参加者の時は特に感じないのですが、いざ自分が主催者となったときに、1冊の本を読んで感じる何かを誰かと共有したい、という意識が強くあるので、あえてこの形式でやっていこうと思っています。もっとも、自由紹介型の読書会を否定するつもりは全くなく、主催者権限で「やりたくなったらやる」という少々わがままなスタンスで取り組んでいこうと思っています。

ゲストトークでも話したのですが(詳細は諸事情により伏せさせていただきます)、そもそも読書会を始めたきっかけは目的ではなく手段。そして現在コロナが5類に移行し、様々なものが緩和されていく現在、その手段としての部分は一定の役割を終えたものと判断しました。だからこそ、これからは「自分なりのスタイルで読書会を開催し無理なく継続していく」という単純極まりない目的のために、肩ひじ張らずに継続していければと思ったところです。

最後の質疑応答で、「読書会を開催するのに必要なことは?」という質問に、全員が「先に場所と日時を決めて外堀を埋めて自分を追い込む」と答えたのは若干笑いました(笑)

そのときは話さなかったのですが、併せて、目標や目的を大きく持ちすぎない(高くしすぎない)のも重要かと思います。やっているうちにだんだんと目指すべきものが分かってくる、というのが眼鏡堂店主なりに感じているところ。あと参加してくれる方に対して(過度に)サービスしすぎるのもよろしくない印象。事実、眼鏡堂書店はオンライン読書会をやっているときに数度、やりたいことがぼやけるというかピントがずれて(自分の中で)収拾がつかなくなり読書会の開催を中止したことがあります。なので、拙いながら言えるのは「何事もほどほどが大事。自分と相手、ほどほどのバランスが重要」。

 

あと、諸事情によりお休みしていた読書会ですが、8月の半ば過ぎに開催予定です。

現状、8/20(日)14:00~16:00 場所は、さくらんぼ東根駅前のコーヒー屋おおもりです。そして課題図書は、このコロナ禍の中でみんなが思い出したように読み返した近未来SF、伊藤計劃の『ハーモニー』です。Amazonのリンクを貼っておきますので適宜ご利用ください。

時期が近づきましたら、各種SNSにて告知いたしますのでしばしお待ちください。

www.amazon.co.jp

 

また、日程は未定ですが9月も開催予定で、その際の課題図書はマーサ・ウェルズの『マーダーボット・ダイアリー』です。こちらは上下巻となりますのでご注意ください。こちらも『ハーモニー』同様にAmazonのリンクを貼っておきますので適宜ご利用ください。

 

まずは今回ご一緒できました皆々様、はなまる読書会の大原くん、山形読書会主催の細谷さん、大変ありがとうございました。

以上、眼鏡堂書店でした。