明け方の地震で起こされた眼鏡堂書店です。皆さん無事ですか?
眼鏡堂書店の如き積ん読者くらいになると枕元にうずたかく未読本を積むのです。(宗教的な儀式と思ってください)ゆえに地震は即、打撃へとつながります。そのため、地震の感知が研ぎ澄まされてきた気がするのは気のせいでしょうか?
気のせいですね。
すみません。
というわけで、4月以降の読書会のご案内です。
4月は主催者多忙につき、お休みです。
5月から開催していく予定です。日時場所等はまだ未定で、決まり次第お知らせいたしますので、少々お待ちください。
まずは5月からの読書会の課題図書について、先にお知らせいたします。
5月 飼育/大江健三郎
「難しそう」というイメージばかりが先行する大江文学ですが、芥川賞を受賞した本作をみんなで読んでみようと思います。大江は当時23歳、選考委員の絶賛(前回の候補時からベストセラー作家になったから芥川賞はあげなくてもいいんじゃないか?という意見まで出た)を受けた本作が、果たして今でも芥川賞を獲れるレベルなのか?改めて考えてみようと思います。
6月 高丘親王航海記/澁澤龍彦
眼鏡堂書店の読書会では22年の12月の課題図書でした。人が集まらず、惜しくも中止になりましたが。主人公の高丘親王の天竺を目指す、幻想的で夢幻的な旅の様子をみんなで読んでいきたいと思います。舞台となるのが主に東南アジアという、異色の舞台設定も、ぜひ読んでいただきたいと思っています。
7月 燃えつきた地図/安部公房
今年は、安部公房生誕100年!乗るしかない、このビッグウェーブに!というわけで、通称”失踪3部作”から本作を。失踪者を探す探偵が主人公。その男の足取りを追ううちに探偵も……。22年の9月に『方舟さくら丸』を課題図書にしていましたが中止。「キツかった。開催されなくてよかった」と泣き言を書いています。みなさん!眼鏡堂書店に再戦の機会をください!
以上が、5~7月の課題図書です。諸事情により変更などありましたら、FacebookやTwitter(かたくなにXとは呼ばない)、そして当ブログにてお知らせします。
読書会にて、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
あと、「この課題図書はどうですか?」や「この課題図書の読書会が面白かったです」などの課題図書リクエストも教えてください。大いに参考にさせていただきます。
ちなみに、リクエストしたから参加しろ、というわけではないので、安心してください。
以上、眼鏡堂書店でした。