3/26、山形駅西口にあるやまぎん県民ホール周辺を会場とした『一箱古本市@山形』に出店してきました。
お店の屋号は、ブログ同様に『眼鏡堂書店』。一箱古本市には何度か出店してきましたが、今回は久々の出店。本業が繁忙期の上に消防団の会計監査があったりと、お誘いいただいたにもかかわらずなかなか出店のめどが立たなかったのですが、各所でうまく調整がつき、めでたく出店の運びとなりました。グッジョブ、自分。
当日は、やまぎん県民ホールでは山形交響楽団のイベントが。西口自由通路では『本のひろば』の完成イベントが。西口広場ではキッチンカーが並ぶグルメイベントとマルシェが行われるなど、絶好の集客条件がそろっていながら、当日の天候はまさかの雨。しかも、寒い!一昨日までのあの夏日ともいえる日々はどこへ行ってしまったのか!
それはともかく。
約30店の一箱店主がそろった一箱古本市@山形。各店とも個性豊かな品ぞろえ&スタイル。開店に向けての準備も気合が入ります。個人的には、昨年の山形県内でのベストセラー『さよならデパート』の著者、渡辺大輔さんの出店が大サプライズです。
んでもって、今回の眼鏡堂書店はコチラ。
今回のコンセプトは、”もっと読まれてもよい本を読んでもらうこと”。
なので、商品は読了した本のみ。眼鏡堂書店の本棚においておくよりも、もっと読まれてもよい本との出会いの場を作ることをコンセプトにしました。ちなみに、こういうコンセプトは初めてのこと。
本との出会いが目的なので儲けは考慮せず、全品破格の1冊100円。
文学フリマもそうだと思うのですが、一箱古本市の魅力はお客さんや一箱店主の皆さんとの交流。本をきっかけとしたコミュニケーションは楽しいものです。
特に今回は、用意した商品がすべて読了本ということもあり、どんな本か訊かれたときに結構詳しくご紹介できたのも、ちょっとした強みの一つ。
併せて、1冊100円の破格のお手軽価格のためか、バンバン売れていきます。「これ、ホントに100円でいいんですか?」と何度か訊かれましたが、「自分の本棚で眠らせておくより、もっとたくさんの人に読んでもらいたいんです!」とハッキリ答えられることに多少誇らしさのようなものを感じたのですが、もしかしたらテンションを高めるために補給したバイオマス燃料(ノンアルコールビール)のせいかもしれません。
出店中、雨足は変わらず、そしてどんどん寒くなる。主催者からホッカイロの差し入れなどありましたが、そんな感じなので客足はまばらになり、そのうえ皆さん足早に。
結局、天候による健康を考慮して、終わりの時間が多少繰り上がりました。これは仕方ない。
というわけで、「もしかしたら完売するんじゃね?」という判断から、やる気のあるんだかないんだかわからない、付箋を使ったポップ的なものを急遽作って最後の抵抗を試みます。
そして終了!
残念ながら、7冊残ってしまいました。君らの魅力を伝えられず、眼鏡堂は内心忸怩たる思いだよ。というわけで、一箱の激戦を潜り抜けた『神セブン』を紹介するぜ!
そして、店じまい。
結果は、過去最高の39冊のもっと読まれてもよい本が巣立っていきました。
お買い上げいただいた皆様には、よりよい本との出会いがありますように。
出店中、今回の企画に携わったという同級生とばったり再開。お互いの近況を簡単に話しながら旧交を温めました。SNSで繋がっているとはいえ、やっぱり直接顔を合わせて話すのはよいものです。
SNSで繋がっているといえば、「いつもSNSで見ています。ぜひ読書会にも参加したいです」と声掛けいただいたこと。「誰だろう?」とお話ししながら必死で推理していたのですが、後ほどに正体を明かしていただき(……この表現で合ってるんだろうか?)、お礼申し上げました。その節は、大変ありがとうございます。挙動不審に見えたかもしれませんが、必死に推理していたからです(弁明)。なお、眼鏡堂は推理はすんげえ苦手です。
その節は大変ありがとうございました。大切なことなので2回言いました。
他にも読書会でお会いしてきた方と久しぶりに会ってお話ししたりと、寒い中ではありましたがとても充実した一日を過ごすことができました。
また、予定が合えば出店したいと思ったところです。
今回の一箱主催の嵐田様をはじめ、一箱店主の皆さま、そして会場にいらした皆様&お買い上げいただいた皆様、大変ありがとうございました。
次回出店するときもお会いできれば幸いです。そして、皆様によい本との出会いがありますように。以上、眼鏡堂書店でした。