眼鏡堂書店

山形県東根市を中心に、一冊の本をみんなで読む課題図書形式の読書会を開催しています。 また、眼鏡堂店主による”もっと読まれてもよい本”をブログにて紹介しています。

【開催のお知らせ】高丘親王航海記/澁澤龍彦

もう6月ですよ、ぼんやりしているうちに1年の半分が終わってしまいました。

そんな、ぼんやり眼鏡人(※めがねびと、と読みます)の眼鏡堂書店です。

そんなぼんやりした心に必要なのは、すなわち”旅”!

本で旅をすればお金もかからずWin Win!

というわけで、エキゾチックな旅の世界に皆様をご案内しようと思います。

ちなみに今回は、いつもの東根市を飛び出し、山形市での開催となります。

 

そんなわけで。

今回の課題図書は、澁澤龍彦の『高丘親王航海記』です。

あらすじは、

貞観七(865)年正月、高丘親王は唐の広州から海路天竺へ向った。幼時から父・平城帝の寵姫・藤原薬子に天竺への夢を吹きこまれた親王は、エクゾティシズムの徒と化していたのだ。占城、真臘、魔海を経て一路天竺へ。鳥の下半身をした女、良い夢を食すると芳香を放つ糞をたれる獏、塔ほど高い蟻塚、蜜人、犬頭人の国など、怪奇と幻想の世界を遍歴した親王が、旅に病んで考えたことは…。遺作となった読売文学賞受賞作。

Amazonより抜粋)

 

おりしも今年は渋沢栄一の新札発表の年。そんな渋沢栄一澁澤龍彦にとって分家の大叔父さん。一般的には渋沢栄一の方が知名度は圧倒的ですが、読書人界隈にとってはまったく逆。没後30年を経た今となっても、続々と新しい読者が誕生してくる稀有な作家。旧友である三島由紀夫と違い、学校教育で触れられることのない作家であるにもかかわらず。

眼鏡堂書店自身もそんな澁澤龍彦の魅力に魅入られた一人です。

そんな彼の特異な幻想文学を一部の人たちのものにしておくのはもったいない、と思い今回の課題図書としてみた次第。広義の意味での時代小説であるにもかかわらず、東南アジアが舞台というオリジナリティも必読です。

 

それでは、読書会の日時や場所等の紹介です。

 

【日 時】 

6月16日(日) 14:00~16:00

※6月13日(木)の17:00を締め切りとします。

 

【場 所】 

Playground Cafe BOX

〒990-0042 山形県山形市七日町3丁目5−番18号

※お車でお越しの方は周辺駐車場をご利用ください。

 

 

【参加費】
Playground Cafe BOXでの1品以上の注文をお願いします。


【定 員】
6人(※主催者含めた2名を最少開催人数とし、満たなかった場合は中止とさせていただきます)


【お申し込み方法】

以下のどれかで申し込みください。

1)コメントで参加のメッセージを。

2)openworksnovel@gmail.comに参加のメールを。

3)TwitterのDMやメッセージで。


皆様のご参加をお待ちしております。
拡散希望です。バンバン広めてください。