眼鏡堂書店

山形県東根市を中心に、一冊の本をみんなで読む課題図書形式の読書会を開催しています。 また、眼鏡堂店主による”もっと読まれてもよい本”をブログにて紹介しています。

【開催のお知らせ】世界の中心で愛をさけぶ/片山恭一

年末に身内の不幸があり、未だに年の明けた気のしない眼鏡堂書店です。

あけましておめでとうございます。

 

新年最初の読書会のお知らせです。

今回の課題図書は、片山恭一の『世界の中心で愛をさけぶ』です。

あらすじは、

主人公は朔太郎という名の、地方都市に住む高校2年生。物語は、アキという名の同級生の恋人の死から始まる。そして生前の彼女との思い出を回想するように、ふたりの出会い、放課後のデート、恋人の墓から遺骨の一部を盗んだ祖父の哀しくユニークな話、ふたりだけの無人島への旅、そして彼女の発病・入院、病院からの脱出、そして空港での彼女の死までのストーリーが語られ、その中で朔太郎は自分の「生」の充足が、彼女との出会いから始まっていたことに気づく。アキの死から十数年が経過した今も粉状になった彼女の遺骨の一部を小さな硝子瓶に持ち続けていた朔太郎は、新たな恋人とともにアキとの思い出が詰まった郷里を訪ねる。そして「アキの死」が残したものの大きさを感じながら、ふたりがかつて一緒にいた郷里の学校のグラウンドで静かに骨を撒いた――。(Amazonより引用)

 

本が売れない、読まれない、と言われて久しい昨今。

そんな中にあって、歴代最高の321万部の売り上げをたたき出したのが本作『世界の中心で愛をさけぶ』。

眼鏡堂書店の読書会の一つの柱に、”かつて読まれていたが今では顧みられることのなくなった作品を改めて読んでみよう”というのがあるのですが、その柱にうってつけな作品だと思い、今回の課題図書にしたところです。

セカチュー”の愛称で原作小説はもちろん、映画にドラマにと、セカチュー旋風を巻き起こしたにも関わらず、今では話にのぼることもなく、作者の他作品はまるでなかったかのよう……。

なので、改めて本作を読んでみることで、何がたくさんの人たちの共感を呼んだのか?や、果たして今でも売れるような普遍性があるのだろうか?などについて、ゆるーく考えてみたいと思います。景気の悪い昨今、321万部も売り上げた景気の良い作品のご利益にあやかりたいとも思いました。

 

それでは、読書会の日時や場所等についてです。

 

【日 時】 

1月21日(日)14:00~16:00

※1月18日(木)の17:00を締め切りとします。

 

【場 所】 

山形県山形市七日町2丁目1−8イイナス 1F

タリーズコーヒー 山形七日町店

※いつも少人数なので、飛び込みで入店しようと考えています。

 

【参加費】
1品以上の注文をお願いします。


【定 員】
4人(※主催者含めた2名を最少開催人数とし、満たなかった場合は中止とさせていただきます)


【お申し込み方法】

以下のどれかで申し込みください。

1)コメントで参加のメッセージを。

2)openworksnovel@gmail.comに参加のメールを。

3)TwitterのDMやメッセージで。


皆様のご参加をお待ちしております。
拡散希望です。バンバン広めてください。