眼鏡堂書店

山形県東根市を中心に、一冊の本をみんなで読む課題図書形式の読書会を開催しています。 また、眼鏡堂店主による”もっと読まれてもよい本”をブログにて紹介しています。

眼鏡堂書店の読書会 ガイドライン

眼鏡堂店主です。

眼鏡堂書店では『眼鏡堂書店の読書会』という読書会を開催しています。

読書会、と言ってもあまりピンとこない方もいるかと思います。

「みんなで集まって本を読むの?」とか訊かれたりもします。ちなみに、そういう集まりではありません。逆に、そういうこともやってみたいと思ったりしますが。

 

それはさておき。

 

読書会は、一言でいうと本好きの集まりです。もっと言えば、本を話題にするオフ会みたいなもの。カラオケ好きが集まって歌いまくるカラオケオフ会とか、ギター好きがスタジオに集まって演奏したり機材の情報を交換するギターオフ会だったり、バイク好きが集まってのツーリングとかと、そんなに変わりません。

ただ、『読書会』という言葉の硬さが、「本をたくさん読んでないとダメなんじゃないか?」とか「本に関する知識がたくさんないとダメなんじゃ……」とか、「変なことを言うと怒られるんじゃないか」とか。そんなネガティブなイメージがあるのもまた事実。

眼鏡堂店主は割とフットワーク軽く参加した気がしますが、やはり最初の1回目はなかなかハードルが高く感じられるもの。ま、一度参加すれば「こんなもんか」といきなりハードルが下がります。

 

そんなわけで、眼鏡堂店主が主催する『眼鏡堂書店の読書会』では、どんなところに留意しながら読書会を運営しているのか(運営していこうとしているのか)、そのガイドラインをご紹介したいと思います。

以前に、Twitter上で少しばかりコメントのやり取りをさせていただいた、『彗星読書会』さんのガイドラインを参考にしている部分があります。遅ればせながら、この場にてお礼申し上げます。

併せて、いつもお世話になっている大先輩『山形読書会~Yamagata Reading Club~』のガイドラインも参考にしています。こちらも、この場にてお礼申し上げます。

 

【眼鏡堂書店の読書会 ガイドライン

1)誰もが新参であることを常に意識すること

常連であるかどうかは優劣や上下に関連しない。その場に集まったメンバーは一期一会なのでお互いに気分よく会を楽しめるように礼儀を忘れないこと。

2)求めるのは「正解」ではなく異なる意見や考え方

100人いれば100通りの感想や視点がある。その感想や視点が自分と異なるものであったとしても決して否定しないこと。読書会で一番楽しいのは異なる考え方同士の化学反応と、自分が考え付かなかった視点や感想の発見。

 

【運営のガイドライン

これは眼鏡堂店主が読書会を運営する際に気を付けている部分です。

・少人数制

これも良し悪しですが、しばらくは少人数制で運営していこうと思います。まだ始めて1年ほどしか経っていないこと、まだまだ知名度が低く、大人数を集められないことなどが理由です。もっとも、人数が少ないことで、ゆったりとしたタイムスケジュールで読書会が運営できるというメリットもあります。

・初心者大歓迎

読書はきわめて個人的な趣味です。世の中にはたくさんの本があるのでより多くの本に触れる機会を、読書会という場を通じて設けることができればと思っています。また、本が好き、という共通項を通して人と人がつながる場を作っていければとも思っています。

・勧誘・出会い系はNG

あくまでも読書会は交流の場であり、そういうもののためではありません。少人数だからこそ主催者の目が届く、ということもあり、今まではありませんでしたが今後そういったものを発見した場合は、主催者として厳しい対策をとるつもりでいます。

・本の貸し借りは会の外で

基本的に、眼鏡堂書店では本の貸し借りを推奨しません。眼鏡堂店主が貸した本をまた貸しされ2年以上返ってこなかったことがあるからです。それでも必要ならば貸し借りは当事者同士で行っていただき、眼鏡堂書店はそれについて一切関与もしなければ、責任も持ちません。あくまでも当事者同士で解決してください。

 

 

以上が、眼鏡堂書店の読書会に関するガイドラインです。

もちろん、これが完成形ではないので読書会の買いを重ねるごとにブラッシュアップしていこうと思っています。

果たしてこれが、「読書会に参加してみようかな?」という人への後押しにつながるかわかりません。また、「自分で読書会を主宰してみたいけどどうすればいいんだろ?」という方への参考になるかどうかもわかりません。

漠然としたものではありますが、こんなガイドラインで読書会を運営しております。

何かの参考になれば幸いです。以上、眼鏡堂書店でした。