眼鏡堂書店

山形県東根市を中心に、一冊の本をみんなで読む課題図書形式の読書会を開催しています。 また、眼鏡堂店主による”もっと読まれてもよい本”をブログにて紹介しています。

【お知らせ】9~11月の課題図書について

皆さんこんにちわ。

眼鏡堂書店です。

 

今後の読書会の課題図書についてのお知らせです。

開催日時や場所については、決まり次第告知と募集をいたしますので、それまでお待ちください。

 

というわけで、課題図書のお知らせです。

 

【9月】ミミズクと夜の王紅玉いづき

あらすじ

伝説は、夜の森と共に――。完全版が紡ぐ新しい始まり。
魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。(Amazonより抜粋)

マンガ「隣の801ちゃん」で、主人公の801ちゃんを号泣させたのが本作。

「しょせんラノベでしょ?」「ラノベなんて(笑)」という方ほどご参加いただきたく思います。少年時代をラノベと共に過ごしてきた世代なので、今の(といっても結構前)「ライトノベル」のレベルがここまで来てることに、驚きとともに一種の感動を覚えました。ラノベとかかわりが薄い人にも読んでほしいと思い、チョイスした次第。

 

【10月】すべての見えない光/アンソニー・ドーア

あらすじは、

ラジオから聞こえる懐かしい声が、若いドイツ兵と盲目の少女の心をつなぐ。ピュリツァー賞受賞作。孤児院で幼い日を過ごし、ナチスドイツの技術兵となった少年。パリの博物館に勤める父のもとで育った、目の見えない少女。戦時下のフランス、サン・マロでの、二人の短い邂逅。そして彼らの運命を動かす伝説のダイヤモンド――。時代に翻弄される人々の苦闘を、彼らを包む自然の荘厳さとともに、温かな筆致で繊細に描く感動巨篇。(Amazonより抜粋)

ポッドキャスト番組『文学ラジオ・空飛び猫たち』で紹介された傑作。それはピュリッツァー賞受賞からも明らかで、ネットフリックスでドラマ化もされました。にもかからず、眼鏡堂書店はこの本がつらいのです。これまで3回挑戦し、すべて返り討ち。ここで課題図書にしなければきっと読了しないだろう、そんな主催者の悲壮なチョイスの10月です。

 

【11月】妻と私/江藤淳

あらすじは、

四十年以上連れ添った妻に下った末期癌の診断。告知しないと決め、夫・江藤淳は渾身の看護を続ける。視力の衰え、呼吸困難など病状は進み、診断から約九ヶ月後に臨終を迎えた。自身も重篤な病に冒されるが、気力を振り絞って夫婦最期の日々を記した手記「妻と私」は翌春雑誌に発表され、大きな話題を呼んだ。が、同年夏の雷雨の日、あまりにも有名な遺書をのこし自裁。絶筆となった「幼年時代」、石原慎太郎ら同時代人の追悼文も採録。解説・與那覇潤(Amazonより抜粋)

眼鏡堂書店の読書会、今年の取り組みは「恋愛小説」。まったくと言っていいほど読んでこなかったジャンルを掘っているわけですが、11月の課題図書は江藤淳『妻と私』。大半の恋愛小説が恋愛関係になるまで、あるいは結婚するまで。結婚生活が描かれることもあるけれど、その最後の最後を描いたものは珍しい。小説ではなく手記ですが、おそらく江藤作品で最も読まれ、ベストセラーにもなった本作を改めて読んでみようと思います。

 

 

というわけで、9月から11月までの課題図書です。

なお、主催者都合による変更や読書会自体の中止もあり得ますので、ご了承ください。

まずは課題図書のお知らせです。よろしくお願いします